「地域防災を熱く語る 実践講座に参加して」 地震など大規模な災害が発生すると、被害規模が大きく、また通信や道路等のライフラインが寸断されることなどから、防災関係機関、消防及び行政による十分な救助・救援活動が行えない可能性が高い。 そのため、市民が自発的な防災活動を行うことにより、被害を最小限に抑え、その後の復旧、復興に大きな力となるよう、県及び市町では自主防災組織の育成を積極的に推進している。 埼玉県では、自主防災組織指導者養成講座を開催し、地域のリーダーの養成を行うなど、自主防災組織の育成に努めている。そして、今回の受講対象者を自主防災組織指導者養成講座の修了者を中心に、さらにレベルアップを図るアフターフォローの一環として、指導者養成講座上級編を開催された。 会場地の三郷市をはじめ越谷市、草加市、吉川市、八潮市、松伏町や三郷市自主防災組織連絡協議会が協力のもと、平成16年3月12日、13日に、三郷市消防・防災総合庁舎を会場に、県内22市町村から91名が参加した。 阪神・淡路大震災に関する基調講演、災害図上訓練(DIG)、参加者が車座になってのテーマ別意見交換会のほか、避難所生活の一端を体験するための、夕食として災害備蓄食料の試食会や、体育室で毛布だけでの就寝体験など、他であまり例を見ない内容も取り入れていた。 当日は、受講者が地域活動の方法や悩みなどについて、夜更けまで話し合うなど、非常に熱心に参加していた。 また、行政担当者も別室で、自主防災組織の支援方法や悩みなどについて、話しあっていた。 今後は、宿泊体験を基本に数回のシリーズものとして、各市町単独ではなかなかできない実態に即した水害も含めた災害時の避難所運営訓練なども取り入れて、防災指導者のレベルアップができればと提言したいと考えている。 「三郷市防災課長も指導者として活躍」 「協力市町の職員が座長を務めた テーマ別の意見交換会」 参加者の皆さん、 |
講演の様子・写真
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「基調講演」井上 哲雄氏 (神戸市民防災研究所所長) |
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「誰にでもできるDIG指導」吉田 春男氏 |
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「時間に追われ出来上がったDIGの地図」 |
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「楽しみな夕食・・・。 アルファー米の五目ごはんは 意外と好評であった」 |
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「もう寝るのと‥・避難所就寝体験」 |
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「同じ釜の飯を食べた県内の仲間たち」 |